本の価値を知って、本好きになる
1冊1,500円~2,000円の本は、安いでしょうか?高いでしょうか?
もちろん、内容の良さや、読む側の好みにもよりますが。。。
立場を逆に考えてみましょう。
「本1冊分の文章が書けますか?」
もちろん、作家は物書きのプロなので、普通の人が1冊分の文章を書くのとわけが違います。しかし、例えプロであっても、1冊分の文章を書くにはかなりの労力が必要なはずです。
多くの知識や経験を持ったうえで、さらに調査・情報収集をして、文章を作り、表現を練り直すなど多くの時間をかけているでしょう。
さらに編集者や挿絵作成、表紙作成、製本、流通など多くの人が関係します。
そのような労力の末に完成した本を2,000円で買えると思うと、安く感じませんか?
幕末の学者や志士にとって、本は希少で、本を読むためには順番待ちをしたり、自分で書写したと言われます。時代が変わって、その労力を2,000円で買えるとすると、安く感じませんか?
また、国によっては母国語の本が少ない地域もあります。
(関連ページ:「「日本語は恵まれている」 -マレー人から聞いた話」)
プロの書き手や別の時代、別の国など、やや無理矢理な条件で書きましたが、言いたい事は、本の情報は値段以上の価値があるのではないかということです。
「本は読まなきゃ損だ」と思ってもらえると幸いです。
神奈川県大和市駅近くで『まちかど速読教室』を開催します。
「本をもっと多く読みたい!」という方はこちらもどうぞ。